ブリーダーの種類と問題点【シリアスブリーダーは5%以下?】
2014/05/13
※2017年11月15日追記
この記事内の「各ブリーダー名称の順番の盗用」「ブリーダー名称の説明内容の改変」
を指摘されましたので、下記URLに詳細な流れと抗議の内容を書いております。
http://petru.jp/announcement_detail/id:179
皆さんはブリーダーを過信していませんか?
ブリーダーの保証があるから大丈夫。
ブリーダーがこう言っていたから大丈夫。
断言します。
完全に信用する事はしないでください。
ライ○ーゲームの秋○もこう言っていました。
「疑う事は相手を知ろうとする事、疑わない事は相手を知ろうとしない事」と。
偏にブリーダーと言っても、様々な呼び名があります。
☆「シリアスホビーブリーダー」
☆「シリアスブリーダー」
☆「ホビーブリーダー」
☆「職業ブリーダー」
☆「パピーミル」
☆「バックヤードブリーダー」
☆「シリアスホビーブリーダー」
犬の健康や環境に気を使い、純血の交配を無理なく行って犬の品質向上を目指しているブリーダーで、
単一犬種の知識(学問)に優れている。
ブリーディングは血統を遵守する為であり、けして売買の為ではない。
ただし、品質が優れている子犬を残して、避妊や去勢をする条件で一般家庭への子犬の譲渡をする場合もある。
他に本職があり日本には数人程しかいない。
ランクを付けるならSランク。
☆「シリアスブリーダー」
シリアスホビーブリーダーとほぼ同義語。
ホビーではないのでほんの少しの利益的行動を必要とするが、
品質の向上が主な目的。
日本には数%程しかいない。
中にはシリアスブリーダー専門と謳っているサイトもありますが、
ちゃんと全国に足を運んで調べたか怪しいです。
ランクを付けるならAランク。
☆「ポビーブリーダー」
ペットるを含め、マッチングサイトに登録が多いのがこのタイプ。
日本では「優良なブリーダー」として認識されています。
ホビーブリーダーは、趣味として少数(1~5頭)の犬のブリーディングに取り組んでいて、
1犬種の勉強を真面目にしているブリーダーです。
商売として販路の拡大を目指していないので
簡単にアピールが出来るマッチングサイトで飼い主を募集しています。
ペットるでも「お店・業者を探す」から適当に検索して頂ければ、
固定電話ではなく携帯電話のホビーブリーダーさんが多いと思います。
☆「職業ブリーダー」
これが皆様のよく知るブリーダーです。
主に子犬の販売目的でブリーディングしている。
きちんと環境を整備して親犬に負担をかけずに繁殖をさせるので、
品質はホビーと変わらないがパピーミルと混合される事が多い。
だが、中には倫理観に欠けた業者もいる。
子犬が生れたら、
・スタンダードに近い子犬・・・残す
・スタンダードから外れたが問題のない犬・・・・販売したり、ショップに卸す
・欠点があって売れない犬・・・・市場オークション
という流通があるのも確か。
保有犬数は10~30頭前後が多い。
☆「パピーミル」
パピー=子犬、ミル=小さい工場で、
俗に言う犬の繁殖工場。
ネットで犬を調べている人なら1度は見た事あるこの単語。
日本では10%~20%程いると思われます。
ネット上で言われているパピーミルの定義は、
・不衛生で管理が行き届いてなく、親犬に無理な出産(年2回)をさせ続けている。
・小さい犬の方が人気がある為、十分な餌を与えずに無理やり小型化しようとしている。
・儲かる犬種があれば乗り換える為、十分な知識が備わっていない。
等々
そういった子犬達はかなりの確立で健康に害が生じており、
生まれる子供もまた、同じように何かしらの障害がでます。
犬も生き物なので、障害や病気になるのは当たり前です。
ですが、パピーミルは改善をしようとはせず、「利益」の為だけに
ブリーディングをするのです。
この問題がテレビやネットで話題になってきたので、
最近ではパピーミルが淘汰されて来ましたが、
それでもまだまだたくさんいます。
☆「バックヤードブリーダー」
このタイプもホビーブリーダーと同じ趣味での繁殖になりますが、
ボビーとの違いは「金儲けの為に繁殖をするが、勉強は全くしない」です。
下手に経営の才能があれば、パピーミルになりかねないので厄介。
また、このようなバックヤードブリーダーは事業所名が分からないブリーダーサイトに数多くいますし、
トラブルを起こすのもこのタイプ。
よく聞くトラブルが、即断即決迫るケースです。
利用者は飼う意思はあるものの、やはり生き物と真剣に向き合ってサイトを利用するので、
1度のブリーダー宅への訪問では決断ができない場合もあります。
しかしその場合、悪徳なブリーダーはこの行為に対して怒りをあらわにします。
趣味と金儲けでブリーダーをやっている為、
接客業としての意識が欠けているのですね。
多少の事でyahoo知恵袋とかに書くのは賛否両論がありますが、
あまりにもひどい場合はブリーダー全体の足を引っ張るので指摘するのも有りなのかなと感じます。
そうかつ
今はネット時代故に、こういったサイトを利用するブリーダーは多いです。
「ペット」「子犬」「子猫」といったカテゴリはとてもデリケートな為、
ポータルサイトやマッチングサイトの運営者はサイトをよく見せようと必死です。
なので、利用者の方々はお問い合わせをする前に、もう1度この記事を見返して下さい。
個人的な意見も多いですが、なるべく客観的に書いたつもりです。
これからもペットるをよろしくお願いします。
日本最大級のペット販売情報サイト「ペットる」
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