ブリーダー崩壊とは?【なぜ起こる?】
2014/05/13
愛犬家であったら一度は聞いた事のあるブリーダー崩壊。
今日はその事について書いていきたいと思います。
☆ブリーダー崩壊とは?
☆何が問題なの?
☆ブリーダー崩壊とは?
「聞いた事はあるしイメージは湧くけど、説明できない」
という方もいらっしゃると思います。
ざっくばらんに言ってしまえば、
多数の犬の管理が自分のキャパシティを超えてしまって、
破綻する事を指します。
また、ブリーダー崩壊を起こす方は、動物を販売する為に必須な
「動物取扱業」という資格を持ってない事も多くみられます。
要するにブリーダーの資格がない人が販売目的で繁殖しているのです。
優良ブリーダーと呼ばれる方は、1人あたり大体10匹以下の管理数なのに対し、
ブリーダー崩壊を起こすパピーミルは30頭以上飼育しています。
どうしてこのような頭数を抱え込んでしまったのかを一言で表せば
『お金の為』という事につきます。
犬は年に2回繁殖期があり、1頭当たり5匹前後が生まれます。
そして、業者への卸価格は1匹あたり5万前後。
単純にオスメスペアで計算して、1年に50万前後の収入になります。
では、これが30頭(15ペア)になったら約750万です。
※良識あるブリーダーは年に2回交配出来てもさせません。
子犬が産まれれば生まれるだけお金になりますので、
「親犬を増やして金儲け!」と考えるのですね。
しかし、人生何が起こるかわかりません。
『怪我や病気でブリーダー業を辞めなければならない』
または『手に負えず廃業』
となった時ブリーダー崩壊となるのです。
~参考動画~
☆何が問題なの?
ブリーダー崩壊が起こる時に決まって、
犬が不衛生で手入れされていない状態になっております。
最悪のケースは、完全に飼育を放棄し死体になった犬が何頭もいる状態です。
健康状態の良い犬は近隣のブリーダー等へ引き取り手として、
受け入れてくれますが、そうでない犬は「動物愛護団体」か「保健所」に
行かざるを得ないのです。
そうなったら誰も得しません。
それどころか他のブリーダーの足を引っ張る事になります。
先ほど
>どうしてこのような頭数を抱え込んでしまったのかを一言で表せば
>『お金の為』という事につきます。
と書きましたが、お金の為が悪い事ではありません。
ブリーダーの名称で【職業ブリーダー】と呼ばれる方々がいますが、
このタイプのブリーダーもお金の為にブリーディングしています。
ですが、「職業ブリーダー」と「パピーミル」の違いは、
ちゃんと管理出来ているか いないかの違いになります。
最近のネット界隈では、この職業ブリーダーもまとめてパピーミル
と呼んでいるユーザーの方が非常に多くみられます。
そうかつ
今回は犬に対してしか書いていませんが、
もちろん猫のキャッテリーのブリーダー崩壊の事例もあります。
ペットるでは悪質な業者の登録は許しておりません。
もし掲載店に不手際があったら弊社にご連絡ください。
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