犬から人間へ感染する病気②【ブルセラ病・パスツレラ症等】
2014/06/12
犬から人間へ感染する病気①【狂犬病・レプトスピラ病】
1・狂犬病
2・レプトスピラ病
犬から人間へ感染する病気②【ブルセラ病・パスツレラ症等】
3・ブルセラ病
4・パスツレラ症
5・エルシニア症
犬から人間へ感染する病気③【エキノコッカス・フィラリア】
6・エキノコッカス症
7・イヌ回虫症
8・皮膚糸状菌症
補足・イヌ糸状虫症(フィラリア症)
3・ブルセラ病
◆原因 :動物とスキンシップ
◆潜伏期間:14日~30日
◆症状 :風邪に似た症状、ほかっておくと発熱を繰り返す
◆治療法 :抗生物質
◆治療代 :数千円以下(6週間以下の服用)
◆危険度 :★★★☆☆
ここでいう動物とのスキンシップとは、
ペットと一緒の食器を洗わずに使いまわしたりする事等です。
また、発展途上国の未加工のミルク等でも感染します。
最近ではそこまで危険なウイルスではありませんが、
昔は家畜関係の仕事をしている人に恐れられていた病気です。
抗生物質でも効かない種類があるので、薬を変えながら1か月半程度の治療が必要になります。
日本で自然発生した事は近年ではありませんが、実験室等の感染はあります。
「国立感染症研究所」ではレベル1~レベル4のバイオセーフティレベルが設けられていて
このウイルスはレベル3に分類されています。
4・パスツレラ症
◆原因 :動物とスキンシップ
◆潜伏期間:1日
◆症状 :腫れ・呼吸疾患
◆治療法 :抗生物質
◆治療代 :数千円以下(数日程度の服用)
◆危険度 :★★☆☆
ここでいう動物とのスキンシップとは、
犬の口内と接触(噛まれる)する事です。
犬の口の中には8割の確率でパスツレラ属菌が存在します。
近年ではペット産業も右肩上がりの成長をしているので、
この病気のトラブルも急増しています。
また、高齢化社会も関係していて、免疫力の低下するお年寄りに感染する傾向がみられています。
流行るべくして流行っている病気とも言えますね。
「ペットは家族」だと私も思いますが、やはり人間と犬という区別は必ず必要なので、
飼う前にトラブル事例に一通り目を通しておくのが犬の為にもなります
5・エルシニア症
◆原因 :口から感染
◆潜伏期間:半日~20日
◆症状 :ひどい腹痛
◆治療法 :抗生物質
◆治療代 :0円。症状が重い場合のみ抗生剤で数千円以下
◆危険度 :★★☆☆☆
この病気は一般的に食中毒と言われています。
普通は食肉等が生の場合に感染する事が多いですが、
犬の排便にもいる可能性がありますので、しっかり手を洗いましょう。
ウイルスの危険度はそれほど高くはなく、
食事制限や水分補給をしっかりすれば自然に完治します。
子供に感染した場合はより症状がひどくなる事があり、その場合は抗生物質が有効です。
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