犬から人間へ感染する病気①【狂犬病・レプトスピラ病】
2014/06/11
ペットは可愛い！
でもそれだけじゃ飼えない！！！
酸いも甘いも知って飼うからコンパニオンアニマルとして一緒にいられるのです！！
そこで今回は犬から人間に感染する病気・ウイルスを紹介していきます。
犬から人間へ感染する病気①【狂犬病・レプトスピラ病】
１・狂犬病
２・レプトスピラ病
犬から人間へ感染する病気②【ブルセラ病・パスツレラ症等】
３・ブルセラ病
４・パスツレラ症
５・エルシニア症
犬から人間へ感染する病気③【エキノコッカス・フィラリア】
６・エキノコッカス症
７・イヌ回虫症
８・皮膚糸状菌症
補足・イヌ糸状虫症（フィラリア症）
１・狂犬病
◆原因 ：狂犬病ウイルスに侵された犬に噛まれたりすると感染
◆潜伏期間：3週間～3か月
◆症状 ：呼吸困難・喉の痙攣等。発病したら100％死亡
◆治療法 ：なし
◆治療代 ：ワクチン代（１回6,000円～9,000円×６回以上）＝36.000円以上
◆危険度 ：★★★★★
動物から人へ感染する中でトップクラスに有名なこの病。
名前は聞いた事あるけど具体的に知っている方は少ないでしょう。
詳しく答えれる方は5％もいないと思います。
そして「治療法：なし」の部分、気になりませんか？
狂犬病は治せなく、発病すると１週間以内に100％死にます。
ですが、治療法がなくても、予防法は存在します。
予防法は、ウイルスを持っている犬に噛まれたあと、狂犬病ワクチンを打つ事で発病を抑える事が出来ます。
ただ、噛まれてから0日目・3日目・７日目・14日目・30日目・90日目と６回ワクチン接種を受け、
それから数年ごとにワクチンを接種しなければなりません。
他には血清（ヒト抗狂犬病免疫グロブリン）による予防法がありますが、
日本では認可がおりてない為、海外で行う事になります。
ここまで書いて恐ろしいと感じた方。
安心してください！
日本ではここ数十年狂犬病の発生事例はないのでそこまで心配になる事はないです。
２・レプトスピラ病
◆原因 ：動物の排便等で汚染された水等から感染
◆潜伏期間：3日～14日
◆症状 ：発熱等の風邪に似たような症状等
◆治療法 ：抗生剤（トレプトマイシン）治療
◆治療費 ：重度の場合は点滴１回数千円×１日４回×治療期間１４日＝約28万円
◆危険度 ：★★★★☆
この病気は症状が全く出ずに自然に治ってしてしまうケースが多くあります。
特徴としてレプトスピラ病は【カニコーラ】と【へクテロヘモラジー】という２種類の菌のタイプがあります。
前者は初期に治療を行えば、比較的軽度の症状で治療が可能ですが、
末期になってしまうと高い確率で死に至りますのでご注意を！！
感染者の致死率は１％～5％程です。
また、軽症なら治療期間も7日程度で抗生物質を飲むだけなので経済的にも楽ですが、
重症になると14日ぐらい拘束されて点滴費用だけでもかなりかかります。
へクテロヘモラジーの場合はより症状が重いのが特徴で、
最短半日で死亡するケースもあります。
【カニコーラ】型は重度のインフルエンザ
【へクテロヘモラジー】型は食中毒
のような症状と覚えておけばよいでしょう。
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