リクガメの飼育にかかるお金【初期費用や病気の治療費】
2014/07/11
☆リクガメはお金がかかる?
☆最初にこれだけ必要!我が家の場合
☆飼育期間中に必要なもの
☆飼っていて大変!と思うこと
☆リクガメの病院代は?
☆リクガメに多い病気は?
☆リクガメはお金がかかる?
まったりした可愛さで飼い主を癒してくれるリクガメですが、
日本とは気候の違う熱帯や亜熱帯地方が原産のものが多いので、
その生育環境を再現するにはさまざまな機器を必要とし、
維持費もかかります。
それでも、他のペットとそんなに変わらない費用で
飼うことができると言えると思います。
☆最初にこれだけ必要!我が家の場合
種類によっても必要なものは異なるので、
おおよその目安と思っていただきたいのですが、
我が家のロシアリクガメ(乾燥を好む種類)がやってきたときの
初期費用を例に挙げてみます。
・リクガメ生体…8800円
・ケージ(30×60×36)…2300円
・紫外線灯本体(スカイライトスリム600)…2400円
・紫外線ランプ(レプティグロー10.0 20W 60cm用)…2800円
・保温ランプ(昼夜兼用 ヒートグロー50W)…1100円
・ランプ用のグリップ…2100円
・温湿計…500円
・床材用の不織布ジョイントマット(10枚)…1,000円
・シェルターとして吊り下げ式園芸ポット、
温浴用の洗面器…100円×2=200円
・カルシウム補給のためのカトルボーン…150円
という感じでおよそ21,350円の出費でした。
ロシアリクガメは一番多く出回っているため、
リクガメ自体の値段は他の種よりも安いと思います。
高いものを調べたところ、アルダブラゾウガメのアダルト89万円、
ビルマホシガメのアダルト69万円などがありました。
(これらの種はベビーでも20万以上するようです)
初心者にも飼いやすい地中海リクガメグループの個体は、
お店にもよりますが、5万円以下で手に入るようです。
器具のなかでとくに必要なものがランプ類です。
リクガメにとって保温ランプは快適な気温の環境を作り上げ、
紫外線ランプは骨や甲羅を健康に発達・維持させる為には
なくてはならないものです。
☆飼育期間中に必要なもの
ロシアリクガメの生育適正温度、昼間25℃、
夜間20℃を保つために季節によって
保温球の数やワット数を変えています。
紫外線ランプは太陽が出ている時間は点灯させるようにして、
1年に1回交換します。
また、熱中症や寒さによる病気、死亡を防ぐために、
真夏や真冬は人がいなくてもリクガメのためだけにエアコンをつけることになります。
地域によってはエアコンはつけずに外出するという飼い主さんもおられますが、
我が家は西日本の街中にあり、
夏場の昼間など殺人的な暑さなので筆者はこわくてできません。
また、草食系なのでエサは小松菜、キャベツ、サニーレタス、ブロッコリーなどを
常に切らさないようにしています。
これは人間もいっしょに食べているのではっきりしたコストは分かりませんが、
これらの野菜が高い時期はちょっと痛く感じるときがあります。
自然が豊かな地域なら除草剤をかけられていない野草が手に入るので、
食費はだいぶ浮くかもしれません。
☆飼っていて大変!と思うこと
①長期に家を空けられない
これはどのペットでも同じかもしれませんが、
とくにリクガメは移動や環境の変化に敏感で、
食欲を落としたりする個体も多く、あまり連れて歩けません。
実際、我が家のリクガメも家の引越しの前後にエサを食べなくなり
、「繊細だなあ」と実感したことがあります。
なので、旅行に連れて行ったりよそに預けたりというのも考えにくく、
また新鮮な野菜を食べさせる必要があるため
家を空けられるのは2日くらいまでです。
(エサやり、ケージのそうじに来てくれる人がいればもっと空けても大丈夫です)
②頻繁に日光浴、温浴
これは必ずしも毎日でなくてもよいとは思いますが、
甲羅や骨の発育を健全にするためには自然の紫外線に勝るものはないので、
我が家ではできる限り毎日庭に出して日に当てています。
また、子ガメのときには洗面器におぼれないくらいのお湯を張って
つけてやる温浴を毎日していました。水分補給と代謝をよくするためです。
(今は週に1回)
☆リクガメの病院代は?
まず、爬虫類をきちんと診られる獣医は少ないですので、
飼う前に近くにそういう病院があるかどうか調べておいた方がいいでしょう。
カメ仲間の中には、車でかなり時間をかけて
専門のお医者さんに連れて行くという人もいます。
飼ったらすぐに健康診断や、
寄生虫検査のために一度連れて行ったほうが安心でしょう。
ちなみに、筆者が連れていっている病院のおもな項目の診療代は、
初診料…1,500円
便検査…1,000円
血液検査…5,000円
エコー…3,000円
となっています。
初めて健康診断に行ったときには、
初診料、便検査、飼い方指導などで3,000円ほどでした。
診療代は各病院によって異なるので、
行く前に電話で確認するとだいたいの額を教えてくれると思います。
☆リクガメに多い病気は?
ビタミンA欠乏症、口内炎、くちばしの過長、脱水症、
尿路結石、鼻炎、肺炎、やけど、皮膚病などが多いようです。
これらの病気になってしまうとレントゲンや血液の検査が必要な場合が多く、
かなり高くつきそうですので、
日ごろからしっかり健康管理をしてあげることが重要ですね。
おわりに
リクガメに関する大きな出費は
生育環境を調えるためのランプ関連と電気代といえるでしょう。
そして、交通費も含め病院代が大きいかもしれません。
リクガメは体調の悪さがあまり表に出ない生き物なので、
飼い主が十分気をつけてやる必要があります。
温度・湿度や体調には気を遣いますが、
リクガメとの暮らしは癒され、楽しめるものだと思います。
そうかつ
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