ペットフード安全法とは?【穴だらけのザル法は改正するのか?】
2014/07/05
以前「ドッグフードは危険!?【でも多種の動物のエサになる万能ぶり】」
のそうかつにて少々この法案について触れましたが、
ちょっとしか触れてないのに、検索エンジンからの流入が結構あったので、
詳しく記事にしていきたいと思います。
皆さんはペットの食事に気を使ったりしていますか?
僕の祖母の家の猫は食事に全然気を使われておらず、
たまにハンバーグとか食べています!
でも、待った!!!
果たしてそれが正解なんでしょうか?
なわけないですよね。
ではキャットフード(ペットフード)をあげていれば大丈夫??
それも正解ではないかもしれませんよ??
そんな動物のエサに対する法律『ペットフード安全法』を今日は紹介します。
☆ペットフード安全法とは?
☆ペットフードが出来た経緯
☆法が出来てから変わった事
☆ペットフード安全法とは?
正式名称を「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」
と言い、
「ドッグフード」
「キャットフード」
「ペレット」
等のエサを安全な物にし、ペットの健康を守る為につくられました。
☆ペットフードが出来た経緯
2007年3月にアメリカにおいて、
中国産のエサを食べたペットが相次いで亡くなった事により制定されました。
その頭数は犬で2200匹以上。猫で2000匹にのぼるとされています。
原因は、原料に犬や猫に悪影響があるとされる「メラニン」が使用されていた事です。
また、ペットフード市場において、
ドッグフード(出荷量60%)とキャットフード(出荷量34%)
が全体の約90%以上を占める事も法案が出来たきっかけにもなっております。
そして、この事件の翌年2008年3月に農林水産省と環境省がこの法案を提案し、
6月に実施されました。
☆法が出来てから変わった事
以前は『4Dミート』と呼ばれる人間がとても食べられないような、
病気の動物肉や奇形の動物肉が使用されているとまことしやかに囁かれていました。
果たしてそれが本当かはどうかは、関係者でないので定かではありません。
上記の図の様に、「ペットによくない物は規制します!」
と国が宣言し、輸入業者・製造業者・小売業者に届け出の義務が必要になりました。
ですがこの法律はペット関係者・ペット愛好家の中でザル法と呼ばれています。
その理由は
①5%未満の原材料の表示の義務はない
②そもそも罰則がない
です。
①については、例えどんなものが入っていたとしても表示の義務がないので危険
②については、犬や猫が例の事件の様に大量に死なない限りは、
あまり問題にならないでしょう。
また、『法律はあるが罰則がない』ので、
原材料の偽装はやりたい放題出来てしまいます。
そうかつ
いかがでしたでしょうか?
ネット時代である現代では色々な情報を手軽に入手できてしまいます。
その結果、何が本当か判断する事が難しくなりました。
タイトルに思いっきり【ザル法】なんて書いていますが、
あくまでこんな意見もありますよ?程度に思って頂ければと思います。
ペット業界に変革を起こす(?)ポータルサイト「ペットる」