ブリーダーの種類と問題点【シリアスブリーダーは5%以下?】
2017/12/13
皆さんはブリーダーの事を信頼してますか?
良いブリーダーだから頼っている!対応が良いから安心出来る!等色々思うところはあるでしょう。
しかし、どのブリーダーでも完全に信用する事はしないで下さい。
ラ○アーゲームの秋○はこう言ってました。
「疑うことは相手を知ろうとする事。疑わない事は相手を知ろうとしない事」と
今回は一般的にブリーダーがどの様な種類に分けられるのか記事にします。
該当するブリーダーである程度信頼度が分かるかと思います。
セールスブリーダー
動物取扱業の資格を有し、犬を繁殖・斡旋・販売する所謂一般的なブリーダーです。
全体で見ると50%程のがこのセールスブリーダーになります。
後に紹介しますが、パピーミルと混同されがちで、ネットリテラシーのない方や動物愛護団体から「あいつはパピーミルだ!」みたいな攻撃を受けやすい立場にいます。
いい意味で犬を商売道具として見ているので、犬の管理もしっかりしております。
また、犬に愛情を持っているものの、「人間」と「ペット」の境界線がきちんと見えており、接客態度も良好な方が多いです。
ただ、やはりスタンダードから外れた犬は市場オークションを介して流通されています。
大手ペットショップから買うと病気になりやすいとまことしやか囁かれている理由は、ここからきております。
ホビーブリーダー
動物取扱業の資格を有しているが、子犬を流通させる程の規模はなく、趣味としてブリーダーをやっている方はホビーブリーダーと呼ばれております。
全体で見ると20%程がホビーブリーダーとなります。
自宅兼で犬舎も備えている方が多く、子犬を見学をしたい場合は自宅に訪問する形になります。
基本的に自分の手の行き届く範囲でしか繁殖・販売をしない為、セールスブリーダーよりも安心感があり、比較的良い子犬とめぐり合う確率が高いです。
ホビーブリーダーでよく勘違いされるのが「売る為に繁殖はしない」という事です。
JKC(ジャパンケンネルクラブ)の見解では、ホビーブリーダーの定義は「繁殖を生業にしている方も含まれ、一般的にこの犬数では生活が出来ないだろうという曖昧な基準」でホビーブリーダーと言われております。
なので、このペットるの様なマッチングサイトがホビーブリーダーの主な販路です。
ペットるの「業者を探す」で検索して頂ければわかりますが、固定回線ではなく携帯電話しか載せていない もしくは 電話番号を載せてもいない方もいらっしゃいます。
商売的に安心感はあまりないかと思いますが、実はこの方達が優良なブリーダーという事が多々あります。
パピーミル
パピーミルもセールスブリーダーと同じく繁殖販売する事を目的としたブリーダーですが、意識の違いは明白です。
セールスブリーダーは売る事に対し多方面で気を使ってますが、パピーミルはそれをしません。
あくまで売る事しか頭にないのです。経営の才能がないとも言えますね。
全体で大体15%がこのパピーミルと言われております。
「人間に対して犬数が多過ぎる」「犬舎が汚い」「無理な出産をさせる」「その時々で人気な犬種に簡単に乗り換える」「小型化を図ろうとエサを与えない」等々をしており、パピーミルの犬は障害が出る確率が高いとも言われております。
ただ、ネットの発達や購入者の意識の改善もあり、年々パピーミルは少なくなっております。
バックヤードブリーダー
このタイプのブリーダーもホビーブリーダーと同じく趣味のブリーダーです。
全体で見ると10%程がバックヤードブリーダーです。
バックヤードブリーダーの定義も曖昧ですが「資格を持っているだけの素人ブリーダー」という意味がしっくりくるかと思います。
裏庭に犬を放し飼いにして、子犬が生まれたから売ったろ!な精神からブリーダーをやっている人です。
ただ、すべてのブリーダーの原点とも言え、ここからホビーブリーダーになるのか、セールスブリーダーになるか。
それともパピーミルに落ちるのか分かれます。
一概にダメとは言えませんが、ブリーダー歴が長いのに犬舎名が出てないサイトにしか登録がないのは、怪しいとも言えます。
「セールスブリーダー」規模の大きい良いブリーダー
「ホビーブリーダー」規模の小さい良いブリーダー
「パピーミル」規模の大きい悪いブリーダー
「バックヤードブリーダー」規模の小さい悪いブリーダー
と覚えておけば良いでしょう。
シリアスブリーダー
このタイプのブリーダーがブリーダー界の最高峰で、シリアスホビーブリーダーとも言われます。
ブリーダー全体で5%未満しかいません。
犬の研究と血統をとぎらせない為にブリーダーをしており、犬を繁殖目的ではありません。
その為、繁殖も数年に一回です。ただ、犬は一度の出産で数匹生まれるので、その時に子犬を販売したりしますが、予約が1年待ちや数年待ちというのが現状です。
基本的にポータルサイトやマッチングサイトにブリーダーの登録はあるが、子犬はサイトやペットショップでは出回らないので、子犬を購入したい場合は何かしらのつてが必要