ペキニーズのブリーダーの子犬を飼うなら「ペットる」
2014/12/28
ペキニーズを探しに「ペットる」へ(´・ω・｀)
①ペキニーズのデータ
②ペキニーズの歴史
③ペキニーズの特徴
④ペキニーズの性格
⑤ペキニーズのお手入れ
⑥ペキニーズの病気
⑦ペキニーズと接した感想
①ペキニーズのデータ
販売価格：１３万円～（平均１７万円前後）
人気度 ：２１位
しつけ ：★☆☆☆☆
無駄吠え：★★★★☆
噛みグセ：★★★★☆
活発性 ：★★★☆☆
番犬性 ：★★☆☆☆
飼い易さ：★★★☆☆
※★が多いほど性質は高い
原産地 ：中国
グループ：９Ｇ（愛玩犬）
体高 ：オスメス共に約２０cm
体重 ：オスメス共に３～７キロ
②ペキニーズの歴史
ペキニーズは北京（ペキン）が原産地域で、
２０００年以上の歴史があります。
昔、中国の王室では最上級の寵愛を受けており、
当時からスタンダードの血統を守ろうとしてきました。
その為、血統から外れたペキニーズは民間人に売っていました。
規模は違いますが、現代のブリーダーでも同じ様な
流通の経路という事が分かります。
しかし、１８４０年に起こったアヘン戦争でイギリスが勝利した際に、
ペキニーズ数匹が戦利品としてイギリスに渡る事になります。
ここからイギリスで短吻種のブームが始まりました。
当時流行していたキングチャールズスパニエルに掛け合わされたパグはペキニーズが祖先
となっています。
シーズーもペキニーズが祖先で、「獅子狗」と呼ばれていました。
ですが、それはペキニーズの「獅子犬」から取ってつけられたと
言われています。短頭種の産みの親と言っても過言ではないでしょう。
現在ペキニーズは、日本ではまあまあの人気があり、
年間登録数が「２８８７匹」で２１位となっております。
他の地域での人気度は以下の様になります。
アメリカ・・・・６１位
フランス・・・・９９位
ドイツ・・・・・１００位圏外
基本的にアジア以外では人気がない犬種と言えるでしょう。
③ペキニーズの特徴
ペキニーズといえば、鼻ぺちゃのお顔です。
先ほどもチラっと書いた通り、鼻ぺちゃ界の元祖なので
真横から見ると本当に真っ平らです。
体は小さいですが、どっしりしています。
また、毛布に包まれているかの様に毛量が多い犬種です。
その為、「綺麗なパグ」と称される事もあります
毛色は、ほとんどが認められています。
パーティーカラー（ホワイトカラー＋１色以上の色付き斑点）は均等でなくてはなりません。
主なカラーとしては、
・レッド
・ホワイト
・フォーン
・ブラック
・シルバー
・セーブル
・ブラック＆タン
・ブラック＆ホワイト
等があります。
ただし、【アルビノ】と【レバー色】は重大な欠点としてマイナス評価になり、
ジャパンケンネルクラブ（JKC）では認められていません。
～参考動画～
④ペキニーズの性格
ペキニーズは人に懐くような犬ではありません。
どちらかと言えば猫の性格に近く、非常にマイペースです。
その分イタズラとかはしないので、ツンが好きな人には堪らないでしょう。
家族ですら触れられるのを嫌います。
また、しつけも苦戦する事を覚悟しておきましょう。
イギリスのトレーナーと動物学者が発表した
【頭の良い犬種ランキング】では、１２８種中１２２位という不名誉な順位が付けられました。
この順位というのはしつけをした上で、
最初の命令をちゃんと出来る確率が【２０％以下】の犬種の事です。
頭の良い「ボーダーコリー」や「プードル」なんかは
９５％の確率で最初の命令を聞きますので、
どれだけ劣等生かわかりますね。
④ペキニーズのお手入れ
◆ブラッシング
ペキニーズはダブルコートの犬種なので、非常に毛が抜けやすいです。
しかも、物凄いフサフサで毛量が多いので、
毛玉にもなり易いです。
その為ブラッシングが欠かせません。
スリッカーブラシで毎日抜け毛を取り除いてあげましょう。
毛玉が出来てしまったら、
・皮膚を引っ張らない様に毛玉をとかす
・毛玉をハサミで縦に切る
のどちらかで対処しましょう。
◆シャンプー
基本的に中国出身の犬は臭いですが、
ペキニーズは体臭が少ない犬種です。
その代わり皮膚はデリケートで傷付きやすいので
シャンプーは月に１回で十分です。（夏は２回でもOK）
何度も洗ってしまうと、皮膚病の原因となります。
また、洗い方にも気を付けなければいけません。
犬用のシャンプー剤でも長時間つけておくと荒れてきますので、
シャンプー剤をつけてから流すまでの間は【５分以内】にし、
シャンプー剤が残らないように入念に洗い流します。
◆トリミング
鼻ぺちゃで毛量の多いペキニーズは夏の過ごし方によっては生死に関わってきます。
体毛が多いので一桁代の寒さには強いですが、
３０度を超える暑さには極端に弱いので暑い時期にはサマーカットにして被毛を短くしましょう。
短くしすぎると日光で肌にダメージがでるので、
あくまで風通しが良い程度の短さです。
出来ればエアコンをつけっぱなしにしておきたいですね。
◆顔のしわ
ペキニーズは目と鼻の間に大きなシワが出来ます。
体臭が少ない犬種ではありますが、シワに関しては別で
ここに納豆の腐った様な臭いがしますのでケアは必須です。
毎日、蒸らしたガーゼでシワの間を拭いてあげましょう。
そうすれば臭う事もなく、皮膚病予防にも繋がります。
◆耳のお手入れ
ペキニーズは垂れ耳なので外耳炎になり易いです。
また、垢もたまりやすいので
綿棒にイヤーローションを付けて定期的に掃除してあげましょう。
⑥ペキニーズの病気
・椎間板ヘルニア
・軟口蓋過長症
・鼻腔狹窄
・膝蓋骨脱臼
・外耳炎
・白内障
・アレルギー性皮膚炎
・アトピー性皮膚炎
・熱中症
以上がペキニーズのかかりやすい病気になります。
特にかかりやすいのは【軟口蓋過長症】と【鼻腔狹窄】で、
両方共呼吸に由来する病気です。
【軟口蓋過長症】は要するにいびきで、４歳以上の成犬～老犬に良く見られます。
寝ている時のいびきは軽度の軟口蓋過長症で、そこまで問題はないのですが、
起きている時にも同じ様ないびきがあるのなら危険信号。
原因として鼻短犬種は「軟口蓋」という弁長く、気道を塞ぐ事により起きてしまします。
【鼻腔狹窄】は過度の運動や興奮した時・熱中症の際に
鼻呼吸が出来ずチアノーゼ（酸欠）になります。
最悪の場合は呼吸困難で死亡する事も考えられます。
主に１年未満の子犬の時に発症する場合が多いです。
原因としては、
ペキニーズ（鼻が潰れている犬種）は鼻腔がもともと小さく、
鼻呼吸がしづらいのですが、先天的にさらに小さくなると上記の様な症状になります。
治療法は外科手術等があります。
ちなみに、獣医が麻酔をかけて手術をする場合にもっとも心配するのが
短頭種の手術で、麻酔がとけて目を覚ました時に鼻呼吸上手く出来ない可能性があり、
非常に危険と言われていました。
現在では対策がしっかりされているのでまず安全ですが、
獣医大ではその話は必ずするそうです。
軟口蓋過長症と少し似ていますが、全く別の病気です。
他にも同じような病気がありますが、見分け方としては、
軟口蓋過長症・・・・気道の入口（軟口蓋）の病気
喉頭虚脱・・・・・・気道の入口（喉頭蓋）の病気
気管虚脱・・・・・・気道の途中の病気
鼻腔狹窄・・・・・・鼻腔が小さい病気
になります。
また、途中に書いた皮膚病も多いので、
皮膚に異常が見られた場合はすぐに動物病院へ行きましょう。
⑦ペキニーズと接した感想
ここまで書いてあまり高評価な犬種ではないというイメージを持つと思うのですが、
実際に接したペキニーズはそんな大げさな事はなかった様に感じます。
商談に伺った自宅兼事務所の法人さんではペキニーズを飼っており、
商談の最中ずっと私の膝の上に乗っかっていました。
もちろん初対面です。
過去に初対面で膝の上に乗る犬はいなかったので、
良く懐く犬なのかな？と当時は思いました。
もしかしたら、マイペースな性格だからこその行動かもしれません。
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