パピヨンのブリーダーの子犬を飼うなら「ペットる」
2014/09/23
パピヨンを探しに「ペットる」へ
①パピヨンのデータ・値段
②パピヨンの歴史
③パピヨンの特徴
④パピヨンの性格
⑤パピヨンのしつけ
⑥パピヨンのお手入れ
⑦パピヨンの病気
⑧パピヨンを飼って気付いた点
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①パピヨンのデータ・値段
販売価格:13万円~(平均18万円前後)
人気度 :12位
しつけ :★★★★☆
無駄吠え:★★☆☆☆
噛みぐせ:★★☆☆☆
活発性 :★★★☆☆
番犬性 :★☆☆☆☆
飼い易さ:★★★★☆
※★が多いほど性質は高い
原産地 :フランス・ベルギー
グループ:5G(原始的な犬・スピッツ)北方祖先犬
体高 :オスメス共に約25~30cm
体重 :オスメス共に約8~10キロ
②パピヨンの歴史
パピヨンは1500年代のドワーフ・スパニエルが祖先と言われています。
最初は体が少し大きく、垂れ耳タイプのパピヨンが主流でしたが、
1800年代に立ち耳タイプの小型犬と掛け合わせて、
現在の体が小さく耳のたったパピヨンが誕生しました。
「パンがなければケーキを食べればいいじゃない!」で有名な
マリー・アントワネットもこの犬種をたいそう愛していたと言われています。
現在、アメリカでは「35位」と少々人気がない犬種ですが、
日本の2012年犬種別登録ランキングでは「6881匹」で12位となっており、
十分に人気犬種と言えますね。
有名人では沢尻エリカさんや嵐の櫻井翔さんがパピヨンを飼っています。
海外では、
アメリカ・・・・・35位
フランス・・・・・74位
ドイツ・・・・・・100位圏外
という順位になっています。
ちなみに
・立ち耳の方を「パピヨン(蝶)」
・垂れ耳の方を「ファレーヌ または ファーレン(蛾)」
と呼んだりしますが、両方とも正式なパピヨンです。
③パピヨンの特徴
上記で書いた通り、パピヨンはフランス語で蝶という意味があります。
その名の通り蝶の羽の様な大きな耳が特徴的です。
また幼虫からさなぎ、そして蝶へと変化していくような
成長の過程を見せてくれる不思議な犬種です。
パピーの時は耳が小さく、その他の犬種と変わりありません。
しかし生後5ヶ月を過ぎたあたりで耳に異様な変化があります。
体は小さいながらも耳だけが先に成長してゆき少しエイリアンの様になります。
そんな間抜けな姿もとても愛らしく、
期間も短いのでこの時期に写真を撮影しておくのは必須です。
耳のサイズが成犬のそれと同じくなると、
今度は耳毛が伸びてきてとてもエレガントな印象になります。
耳の成長に追いつくようにそのうち体も大きくなり、体のバランスが取れてゆきます。
個体を小さくしようとパピー期の食事を制限する飼い主さんをたまに見かけますが、
そうすると耳と体のバランスが悪くなります。
ですので、しっかりと栄養を摂取させ、
運動させることで美しい体型に仕上げると良いと思います。
体の毛もパピー期の短かったものから長く優雅なものへと変化するため、
急激に抜け毛が多くなります。
パピヨンを飼育されたことのない方は獣医に駆けこまれる方も多いのですが、
基本的には問題はありません。
また、子犬時は色が濃く、成犬になるにつれ薄くなるのも特徴的です
毛がいかに美しく、長く、そして多くなるかによって
パピヨンの質は決まると言われています。
その傾向は遺伝的なものもありますが、
ブリーダー業界では毛質を向上させるパウダーサプリメントを活用する方も多いです。
パピヨンの特に女の子は太りやすい傾向がありますので、体重管理にはご注意ください。
筋肉質な体型を維持するためには十分な栄養と運動が欠かせません。
主な毛色については
【トライカラー(白黒茶)】
【ホワイト&ブラウン】
【ホワイト&レッド】
【セーブル&ホワイト
の4種類です。
ホワイトベースであれば全色が公認されていますが、
頭の白色が多いと欠点とされます。
その他、
・ダブルコートのパピヨン
・子犬時に目が大きい
・耳が真上に立っているパピヨン
・フラットテールの尻尾
もドッグショー基準では良しとはされていません。
~参考動画~
④パピヨンの性格
パピヨンは「吠えない」「噛まない」「臭わない」「(毛が)抜けない」
の4拍子揃った理想的な愛玩犬と言われています。
基本的な性格は陽気で甘えん坊。
運動野力も小型犬の割に高いです。
性別での性格の違いもあり、
男の子はより甘えん坊で、女の子の場合は自立心の強い子が多い特徴があります。
女の子の場合、しっかりした性格が多いので手を焼く子は少ないと思います。
お産をさせると特に独立心が増しますので
、他の動物に対し攻撃的にならない様注意が必要です。
⑤パピヨンのしつけ
パピヨンはとても頭のいい犬種で、
128犬種の中で【8位】というランキングがつけられています。
ただし、持続力がないので、短期集中型のしつけが効果的です。
1回のしつけ練習時間は10分~20分程度がちょうど良いです。
個体差は当然ありますが、運動欲がありますので、
芸に限らずボールやフリスビー投げも期待できます。
元々牧羊犬として飼育されていた本能から、何かを追いかけることが大好きです。
歯が鋭く、アゴの力がとても強いので
ボールはテニスボールの様ななるべくパンクをしにくいものを使用してください。
自分のボールを認識する頭脳がありますので、
お気に入りのマイボールでしか遊ばないこともあります。
ボール遊びをしている時に本能的に気が荒くなることもありますので、
遊ばせながらボールを飼い主にちゃんと渡すなどしつけをしないと
ボールを取り上げる時に噛みつくことに繋がってしまいます。
その一方恐怖心を覚えやすい傾向もあります。
しつけとして手を上げる・驚かせるなどを繰り返すと恐怖心を掻き立てますので、
パピヨンの場合は言い聞かせるという人間の子どもの様なしつけが効果的です。
叩く人がいると唸る・歯をむき出す・噛みつくなどの
悪い癖をつけることになりますので要注意です。
パピヨンはその賢さ故にこれらの行動が発症しやすい犬種でもあります。
その様なことを避けるために飼い主には主人として
時にはパピヨンを威圧する厳しさが必要です。
また、運動能力の高さから、ジャンプ力が非常に高いです。
通常の犬用バリケードは飛び越えてしまうことも多いでしょう。
意志の強い頑固な性格が強いため、やりたいと思ったことは必ず実行しようと執着します。
その為、テーブルに乗るや台所に入ることはいけない等と禁止事項を決め、
いけないと教えてあげてください。
女の子でも臭い付けをする傾向があり、
エサ皿や飼い主の靴や服などにおしっこやフンをすることもあります。
その傾向が表れた時はストレスが貯まっている場合が多いので、
お散歩に出かけることやたくさん撫でてあげるなど構ってあげるようにして下さい。
また、臭いを付けられたものは綺麗にその臭いを取り除かないと繰り返しますので、
十分掃除をすることが大切です。
男の子の場合、思春期に縫いぐるみや人にマウンティングを始めることがあります。
マウンティングの快感を覚えてしまうとどこでも構わずやり始め、
癖になってしまいますので、行為自体を許さないようにしてください。
⑥パピヨンのお手入れ
パピヨンの毛は直毛な個体が多いため比較的毛玉になりにくく手入れも簡単です。
但し、【耳毛】は体の毛とは異なりふわふわとしているため毛玉ができ易いです。
またそのやわらかい毛質から一度毛玉になると
周りの毛をどんどん巻き込み大きな毛玉になり易いです。
その毛玉に手の爪が引っかかり悲鳴を上げることがありますので
耳の毛はなるべく小まめにブラッシングをしてください。
シングルコートのパピヨン(フランス系)は抜け毛が少ないのですが、
ダブルコートのパピヨン(北欧系)の場合は毛量が多く、
比較的抜け毛も多いので、ブラッシングの道具や仕方も変わります。
◆シングルコートのパピヨン(フランス系)
毛質が直毛でサラサラとしているため通常の犬用ブラシではなかなか取りにくいので、
お勧めとしては毛をしっかり掴みとれる特殊な「ファミネーター」というブラシが
ペットショップなどでよく販売されていますので、活用されると良いです。
あとはコームで毛並みを整えるだけ
◆ダブルコートのパピヨン(北欧系)
毛のボリュームがあるので、「スリッカーブラシ」で死毛を除去するのが効果的です。
ただ、それだけでは足りないので「ピンブラシ」か「ラバーブラシ」のどちらかも必要です
あとはコームで毛並みを整えるだけ
また、どちらのタイプも人間用の洗い流さないトリートメントを付けてほぐしておくと
毛が絡まりにくくなりツヤもでるので効果的です。
尻尾自体も長くその毛も長いため、
よく挟んだり踏まれたりしがちですので注意が必要です。
他の犬と触れ合うと尻尾で遊ばせると
いつも尻尾がヨダレまみれになっていることがあります。
パピヨンは綺麗好きな性格もありますので、そんな時はすぐに洗ってあげると良いです。
尻尾の長さ故、そこだけを洗っても体が濡れないので楽な体型です。
また注意が必要なのはおしりの毛です。
長毛の犬種故、おしりの毛がとても長いので、よくおしっこやフンが付きやすいです。
不衛生なので、トイレ後は丁寧に拭くか
おしりの毛をカットしておくことで清潔を保って下さい。
足裏の毛が伸びやすく肉球を隠してしまうことも多いので
これは細目にカットしなければなりません。
伸びてしまうと肉球の滑り止め効果が十分に効かず筋肉に付加がかかり、
結果として骨格異常に繋がることがあります。
小型犬に多い膝蓋骨脱臼を発症させることにも繋がりますので
必ずお手入れをしてください。
その際に飼い主に仰向けをする様にしつけをしますととても手入れし易くなりますし、
その他足拭きなども楽になりますのでやってみると良いと思います。
⑦パピヨンの病気
◆進行性網膜萎縮症・・・・・・次第に視力を失う病気
◆膝蓋骨脱臼(パテラ)・・・・膝の皿がずれてしまう病気
◆眼瞼内反症・・・・・・・・・逆さまつげで目を刺激してしまう病気
◆先天性水頭症・・・・・・・・頭が大きくなり、痴呆等様々な症状がでる
パピヨンの気を付けたい病気は以上になります。
ですが、上記の病気は小型犬ならば全種が気をつけたい病気なので、
パピヨン特有な病気がない分、犬の中でも病気になりにくい犬種です。
ただ、全く気にかけなくて良い訳ではありません。
パピヨンは下痢や嘔吐を度々見せます。
これはちょっとした環境の変化や気温の変化などが影響し、こうなります。
食事を食べ過ぎて調子を悪くするなども間抜けなようですが多いですので、
食事管理には十分注意が必要です。
万が一の事を考えてペット保険に入るのも一つの手です。
私は医療費の80%を負担してくれるのにも関わらず、
月額2000円以下のペット保険のペッツベストに加入しています。
胸やけからか散歩中に草を食べるなどの傾向が出た時は
キャベツなどを茹でて与えることで多少改善されます。
あまりに継続する場合はジステンバーなどの
死に繋がる恐ろしい病気の可能性もありますので、
獣医に相談するようにしてください。
⑧パピヨンを飼って気付いた点
パピヨンは本当に体の強い犬種です。
様々な犬種と多頭飼いをしていますが、獣医要らずの傾向が強いように感じます。
耳掃除も耳が大きく楽なため、トラブルも少ないです。
ただ、雨の日は注意が必要です。
耳が大きく立っている特徴から、どうしても雨水が耳内に入ってしまいます。
水が入ると耳垂れの原因となりますので、
お散歩の際は帽子付のレインコートを着せるなど対策をとると良いです。
性格も温厚なので、他の犬との生活に向いています。
他の犬を大切な家族として気を配っている様子があり、
世話焼き女房の様な役割を発揮します。
そんな姿がとても微笑ましく愛おしい存在になります。
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