犬のしつけトレーニング【簡単に出来るやり方】
2014/08/11
「犬がいう事を聞いてくれず困っている」
「近所の迷惑になるので中々散歩につれていけない」
等の悩みを抱えていませんか?
犬は上下関係を理解するペットです。
あなたが極度に甘やかして、犬から下に見られていたらしつけは大変ですが、
適切なしつけを行えば犬は言うことを聞いてくれて、
周りの方々にも迷惑をかける心配もありません。
そこで、今回は一般的な犬のしつけ方と種類を紹介していきますが、
躾の基本は何はともあれ【アイコンタクト】に尽きます。
犬は群れの他の犬とはアイコンタクトを取りませんが、
自分のリーダーにはアイコンタクトを取ろうとします。
この習性を利用する事により、犬に「聞く体制」が出来て、
しつけも幾分か楽になるはずです。
逆にアイコンタクトが出来なければ、
飼い主の事を主人と思ってないかもしれません。
アイコンタクトの効果的な方法は、
食事前に顔の側におやつを持ってくるのが有効です。
これを1日4・5回やれば、自然とアイコンタクトが取れるようになります。
犬はとても利口なので、メリットがあれば自ら進んで行動しようとします。
そのメリットは、「飼い主に褒められる」と「おやつが貰える」です。
この2点がしっかりしていれば、
躾の8割はマスターしたと言っても過言ではありません。
逆にイタズラをして怒鳴ったり叱ったりするのは、
子犬にとってストレスになり萎縮してしまいますので、
無関心を装って相手にしない事が最善です。
それぞれのしつけのやり方を紹介しますが、それでもしつけが難しいのであれば、
ペットるでもお世話になっている
エコル犬の出張訓練所の鍋井さんにお願いするとよいでしょう。
ジャパンケンネルクラブ公認で11年目の大ベテランです!
※訓練所は大阪の和泉になります
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
①トイレトレーニング
②ハウストレーニング
③マテ
④オイデ
⑤スワレ
⑥フセ
⑦ツイテ
⑧ダセ
子犬の販売情報サイト「ペットる」
①トイレトレーニング
トイレは子犬が家にやってきたら真っ先にするしつけになります。
なので、【しつけの中でも最重要】とされています。
1度トイレの場所を決めたら、なるべく変えないようにするのがBESTです。
子犬を迎えたらすぐにトイレにつれて行きましょう。
新しい場所は子犬が緊張するので、排泄物をしやすくなるのです。
起床後と食後も同様に排泄したくなる時間帯です。
ちゃんとトイレが出来たら、大げさ過ぎるぐらいに褒めてあげて、
ご褒美(おやつ)をあげます。
けしてやってはいけない事は「叱る事」です。
子犬はトイレを失敗したから怒られているとは思わずに、
排泄をした事を怒られていると勘違いするので、
「隠れてトイレをする」か「我慢して膀胱炎になる」危険性があります。
また、叱らずともリアクションが大きいと「飼い主が興味を示した!」
と思い込むので失敗してしまった場合は
無反応で速やかに掃除をして消臭しましょう。
成功した時と失敗した時の対処をちゃんとやれば、
子犬にとって成功したときのメリット(おやつ)の方が大きいので、
失敗しにくくなります。
②ハウストレーニング
ハウストレーニングは犬をクレートで持ち運ぶ時に、
暴れなかったり鳴かなかったりするので、役に立ちます。
子犬が家にやってきたら、1週間ぐらいは一緒の寝室にケージを設置します。
そうする事により、子犬の不安が解けます。
ポイントとして、犬は狭いとこを好みますので、
ケージにカバーやタオルを掛けるとより落ち着きます。
素直にケージに入らない場合は、
おもちゃやおやつを使って誘導するのがよいでしょう。
また、子犬は不安になると夜鳴きしますが、
ケージから出すのはやめましょう。
鳴けばケージから出してくれると学習するので、
主従関係の崩壊にも繋がりかねません。
様子をみて、1週間後からは場所を変えても平気になります。
③マテ
「マテ」の効果は犬の自制心を高める事が出来るので、
本能のままに行動する事を抑制させることが出来ます。
これをやると無闇矢鱈と人に飛びついたりする事がなくなります。
コマンド(手振り)は犬の目前で手の平を見せる形が良いでしょう。
練習の仕方は、
「マテ」と言いながらコマンド
↓
ちゃんと出来たら「ヨシ」で解除
↓
ご褒美(おやつ)をあげる。
上記の繰り返しで、徐々にマテの時間を増やいくと良いでしょう。
犬の初心者であれば、「スワレ」を覚えてからマテを練習すると
スムーズに出来るようになると思います。
④オイデ
マテと同等以上に重要なのが、「オイデ」です。
何かの拍子で犬が飼い主の元から飛び出してしまった場合に
犬を呼び戻す事が出来ます。
特に犬が夢中になってしまうものがあったら、
オイデが効かない事がありますので
しっかり練習しましょう。
犬が走り去る人間(動物)を追いかけるのは、
自然界では極々普通の行動ですが、人間社会ではそれは良しとされていません。
もし犬が人間を噛んでしまったら、損害賠償を請求されます。
それどころか、咬傷犬(コウショウケン)と呼ばれ
殺処分されてしまいますので、マテの訓練は必ずしておきましょう。
コマンドは中国拳法使いが相手を挑発する時に使うような
手首を手前に「クイッ クイッ」をやるような形が良いでしょう。
いきなり「オイデ」から練習すると、犬が落ち着かないので「マテ」
を練習してからの方が良いでしょう。
練習方法は、
「マテ」の体制
↓
距離を話して「オイデ」と言いながらコマンド
↓
ご褒美(おやつ)をあげる。
できるようになったら、徐々に距離を離して練習するのが良いでしょう。
また、犬の興味を引く物を近くに置いて、
より実践的な訓練をすれば、本番も言うこと聞いてくれる確率が上がります。
⑤オスワリ
オスワリはマテを覚えれば自然と出来る様になります。
一番初めに覚えさせるお手軽な訓練と言えましょう。
犬が座る姿勢は「聞く体制」でもあり、警戒がない状態と言えます。
相手に威圧感を与えない為、「しつけされた犬」として認識され
飼い主のステータスにもなります
オスワリをマスターすれば、公園デビューが出来ると思ってください。
コマンド(手振り)は相手をなだめる様な「まぁ まぁ」の形が良いでしょう。
練習方法も簡単で、
おやつを目の前に持っていき、徐々に上げる
↓
犬の腰が下がって座った状態になった時に「オスワリ」と言う
↓
おやつをあげる
これを繰り返し練習すれば、出来るようになります。
⑥フセ
オスワリは「お尻」のみを地面につけますが、
フセは「お尻+お腹」を地面につけます。
オスワリよりもさらに警戒がない状態がフセになるので、
この状態を嫌がる犬も少なくありません。
特にやんちゃで気が強い犬のフセは苦労するでしょう。
フセをマスターしたら、街中で散歩させる事ができると思ってください。
練習方法はオスワリの逆で、
おやつを目の前に持っていき、徐々に下げる
↓
犬のお腹が下がって地面についた状態になった時に「フセ」と言う
↓
おやつをあげる
です。
それでも効果がない場合は、
おやつを目の前に持っていく
↓
体操座りをして、おやつをエサにして犬を潜らせた状態で「フセ」という
↓
その状態でおやつをあげる
です。
⑦ツイテ
ツイテは飼い主と同じペースで歩かせる訓練になります。
これを練習する事により、主従関係をはっきりさせる事が出来ます。
ただ、普段の上下関係をしっかりしていれば、
重要度は低い訓練になります。
練習方法はおやつをチラつかせて、2・3歩進めたら褒めておやつをあげます。
これを徐々に距離を離していくとよいでしょう。
⑧ダセ
ダセは噛んだ物を離すしつけになります。
こちらは特にやらなくても良いです。
しつけというよりも、「遊び」の部類に入るかもしれません。
犬が噛んで離さないのは言うこと聞かないのではなく、
ただ単に戯れているからに過ぎないのです。
ですので、飼い主が無理に取ろうとすると反発するのですね。
そういう場合は、別の物に注意を逸らして噛む力が緩まった時に
「ダセ」と言いながら抜くのがよいでしょう。
そうかつ
今回はしつけ方を紹介しましたが、
全て基本中の基本なので是非とも習得させたいですね。
同じ犬種でも気性の荒い犬がいますが、
幼い頃からしっかりしたしつけトレーニングをする事により、
ほとんどの場合で改善されると言われています。
その他「オテ」等もありますが、
こちらはしつけというよりは「芸」なので、
特に必須ではないですね。
あくまでしつけは上に書いた8項目です。