健康な子犬の見分け方【ブリーダー選びで8割決まる】
2014/08/06
皆さんはペットが欲しい!と思った事はあるでしょうか?
「考えた事はあるけど・・・」という方は色々な不安があり、飼育するまでに至ってないと思います。
実際にペットがいるご家庭は、不安やリスクよりも共に生活をしてみたい!という方が多かったとおもいます。
ですが、ペット業界にはまだまだ悪徳なブリーダーやペットショップが数多く存在しており、病気や障害の子犬を迎えてしまう危険もありました。
何より大切に育てていても早死にしてしまっては飼い主がペットロスになりかねません。
そこで、今回は健康な子犬の見分け方をご紹介します!
☆大手のペットショップなら安心じゃないの?
☆健康な子犬の見分け方
☆良いブリーダーの見分け方
☆大手のペットショップなら安心じゃないの?
そんな事はありません。
大手ペットショップのメリットと言えば、「保障した事はしっかり守ってくれる」事だけです。
それ以外の損をする事に関しては、極力回避のスタンスです。
大手が大手と言われる由縁は利益を出しているから大手なのです。
ペットるを運営しております株式会社じむや代表の私 堀田も独立する前はシャープ製品を扱う大手複合機の販売店の社員でした。
ですが、とことんまで利益を追求するその方針は、アフターフォローの部分でボロがでていました。
これは生体を扱う企業でも、物を扱う企業でも大企業であればどこでも一緒の理念です。
現に全国展開しているあるペットショップなんかは、平気で病気の子犬を販売していますし、クレームが無ければラッキーと思っている節があります。
☆健康な子犬の見分け方
ちゃんとした子犬を迎える為には飼い主の知識も必要です。
ポイント事にチェックがありますので、参考にして頂けたらと思います。
◆目
健康状態の良くない子犬には「充血・目やに」があり、眼球が白く濁ったりします。
その場合、白内障や結膜炎・角膜潰瘍(かくまくかいよう)の疑いがあります。
明らかにおかしいと感じるはずなので、すぐに見分ける事が出来るでしょう。
◆鼻
色素がしっかりした子犬を選びましょう。
真っ黒な場合はOKで茶色のお鼻はNGです。
色素が薄い場合は外部的な刺激(紫外線等)に弱く、現在病気等を患ってなかったとしても、将来的に病気になる確率が通常よりもグッと上がります。
◆歯
かみ合わせの専門用語で
①出っ歯(オーバーショット)
②下顎が出ている(アンダーショット)
③水平な噛み合わせ(レベルバイト)
④上顎の切歯が下顎の切歯より少しだけ前に出てハサミの様な状態(シザーズバイト)
と4種ありますが、
①②は6mmの以上隙間があると生活に支障が出る可能性がある。
③は問題なく、④は犬の理想とされています。
◆おでこ
おでこを指で押した時に深くまで凹んでしまう場合は、業界用語で「ペコが大きい」と言われ、体の弱い犬になる可能性があります。
◆耳
多少の臭いや汚れは許容範囲内ですが、黒っぽいアカがある場合は病気のサインです。
また、「皮膚病は耳から」と言われるので、我が家に迎えたあともこまめな注意が必要です。
◆腹
2点注意するポイントがある。
1・足の付け根の膨らみ(鼠径ヘルニア・そけいへるにあ)
子犬を選ぶ時、足の付け根の筋肉の隙間をチェックすると良いです。
ここが左右非対称で尚且 ふくらみが大きい場合は鼠径ヘルニアなので注意しましょう。
鼠径ヘルニアは腸や脂肪が飛び出す事で腸閉塞(ちょうへいそく)になります。
子犬には良く見られますが、ふくらみが小さい場合は成犬になるにつれ治る事も多いので心配はいらないのですが、ふくらみが大きいと手術が必要になる場合もあります。
2・出べそ(臍ヘルニア・さいへるにあ)
出べそがある子犬は、そこの部分に腸が飛び出し壊死してしまう可能性があるのでここも見ておくべき箇所です。
また、鼠径ヘルニアとは違い、見つけたら早急に手術をしましょう。手術代は諭吉様1枚で大丈夫です。
見るべきポイントとしては以上となりますが、全体的な事で言うと、不自然な歩き方でなく、抱いた時にずっしりした重さがあり、見た目がコロッとしていた方が良い。
また、鼻だけではなく全体の色がしっかりしている子犬は健康的に育つ可能性が高いです。
その他、生後3ヶ月あたりで行う子犬の性格診断テスト(キャンベルテスト)も併用して行えば、まず問題のある子犬を選ぶ事はないでしょう。
キャンベルテストのやり方は下記になります。
https://sites.google.com/site/dogbreedguide/home/puppy8
☆ブリーダーの見分け方
子犬を選ぶ基準が分かったとしても、遺伝的病気までは見た目でわかりません。
良いブリーダーならば、そういったリスクのある繁殖はしないので、統計的に見れば8割ぐらいの確率で重大な病気を回避する事が可能です。
◆犬舎見学
「犬舎見学NG」というところは愛護法の対面販売の義務を怠っているので、こっちからお断りしましょう。
◆犬舎の状態
親犬がいる犬舎を見せて頂きましょう!
無理な繁殖をしているパピーミルであれば、掃除が行き届いてなく、親犬の手入れがされていないので、何かしらの病気を患っている可能も考えられます。
何より、ブリーダーとしての信頼がないと思います。
◆過去の先天性疾患
しっかりしたブリーダーなら異常があった親犬に繁殖はさせません。
◆受け渡し時期とワクチン接種時期
現在は生後56日以内での受け渡しは動物愛護法によって禁止されています。
※ただし、2016年8月31日までは生後45日、その後制定されるまでは49日
ワクチンに関しても大体同時期で、生後42日~60日以内にします。
法律を遵守していない場合は、そもそも犬の知識に長けていないので、良いブリーディング方法を知らず、アフターフォローも期待できません。
◆指定の動物病院を進められる
もし病気になったらブリーダーに相談する事もあると思います。
その時に「提携の動物病院」というワードが出たら警戒が必要です。
「オススメの」なら良いのですが、「提携の」だと、何かしらの裏取引があり動物病院でまともな治療を受けられない可能性があります。
これはブリーダーがダメという訳ではありませんが、完全に信用するのではなく、間にクッションを挟んだ方がいいでしょう。
そうかつ
ブリーダーやショップで確認出来る点は上記を抑えて置けば良いでしょう。
ただ、全項目をブリーダー宅で行うと大半の方は気分を害しますので、見る項目としては「鼻・目・ペコ・歩き方」だけでも大体は判断がつきます。
犬はしつけ次第で性格が決まると言われているので、キャンベルテストはあくまで現段階の話です。